開業から承継まで継続的なご相談
当組合は昭和25年2月28日に神奈川県下の歯科医師およびその関係者のために歯科医業専門の業域金融機関として設立され、令和2年2月28日に70周年を迎えました。
70年という歴史の中で蓄積された「歯科業界に精通した知識」によって、スムーズな開業に向けての助言、歯科医院の転換期における設備投資、移転開業、法人化に対するご提案など、開業から事業承継まで事業に関するさまざまなご相談にお応えします。
【相談事例】
- 開業地のテナントが2階で階段しかなく、広さも狭いためユニットの増設が出来ない。また、家賃も高いとの相談を受け、診療所移転の提案をし、移転資金の融資を行った。その結果、ユニットの増設が可能となり、駐車スペースも確保され、売上も増加した。
- 保険診療を主体とした診療を行っていたが患者数をこなすことに日々追われ売上が伸び悩んでいるとの相談を受け、自費診療による売上増加策の提案をし、さらに設備投資の融資を行った。その結果、売上が増加した。
財務諸表を活用した経営アドバイス
当組合は、毎年1,000件以上の確定申告書を確認し、過去の財務諸表データとの比較により、お客様の改善点を早期に発見し、売上増加策・経費削減などの改善方法のアドバイスを行っています。
また、売上高や経費バランスだけではなく、借入金を返済したあとの返済後余力に着目することで、返済金額の見直しや適正なプライベート資金の提案を行っています。
【アドバイス事例】
- 売上高が減少し、経費削減も思うように進まず返済割合が増加した。融資一本化により返済割合の見直しを行い返済割合の改善を図ったことにより診療に集中できるようになった。
- 売上高が多く、返済後余力も算出されるが計画的な資金計画がなく、個人消費資金が過多となっていた。通帳を事業性と非事業性（プライベート資金）に分け管理を行い、生活費を定額化することで、個人消費が減少し、定期積金による計画的な貯蓄が可能となった。
充実したライフプランを応援
歯科医師のみなさまは、歯科医院の経営とご家族の将来設計の両方を考えなくてはなりません。当組合は、歯科経営に必要な運転資金や設備投資に関する金融支援にとどまらず、多額となる歯科大学の進学資金に特化した教育ローンや貯蓄の提案など、充実したライフプランの実現もお手伝いします。また、face to face による対話を重んじた渉外活動により、ニーズに合わせた商品の提案を行い、お客様ひとり一人に合わせたオーダーメイド式のサポートを事業と生活の両面から行っています。
【サポート事例】
- 売上高は多いが教育資金の貯蓄が出来ていなかったため、「極度型教育ローン」の提案を行った。極度額2,500万円の融資枠の設定により卒業までの資金を確保できた。
- 将来に向けた老後資金の相談を受けたため、経営者のための退職金制度である小規模企業共済制度を紹介した。老後資金に対する不安が軽減され、また、掛金の全額所得控除により税制メリットも受けることができた。
